経営者の発信 完全ガイド|何を書き、どう続け、どう選ばれるか 経営者のための発信コラム

経営者の発信 完全ガイド|何を書き、どう続け、どう選ばれるか

2026-07-14|松井祐太(プロフィール

「発信したほうがいいのは分かっている。でも、何を書けばいいのか分からないし、続かない」。

経営者の方と話していると、ほぼ必ずこの言葉に行き当たります。私は動画制作会社を経営しながら、経営者の発信を仕事として手伝ってきました。ただ、正直に言うと、私自身が長いあいだ「書けない・続かない側」の人間でした。

このガイドは、その私が回り道の末にたどり着いた考え方を、一枚の地図にまとめたものです。発信を「気合いで続けるもの」から「仕組みで積み上がるもの」に変えるための全体像を、順番に見ていきます。それぞれの章には、より詳しく書いた記事へのリンクも置いておきます。

経営者の発信は「何を書くか・どう続けるか・どう選ばれるか」の3つに分けると、いま自分がどこで詰まっているかが見える。
経営者の発信は「何を書くか・どう続けるか・どう選ばれるか」の3つに分けると、いま自分がどこで詰まっているかが見える。

まず、なぜ経営者に発信が要るのか

発信は、集客のためだけのものではありません。もう少し手前に、大事な役割があります。

それは、「あなたに頼みたい理由」を、会う前につくっておくことです。

いい仕事をしていても、それが伝わっていなければ、選ばれる場面で「他と何が違うんですか?」と聞かれます。発信は、その問いへの答えを、あなたがいない場所であらかじめ配っておく行為だと思っています。だから、続けるほど効いてきます。

続かないのは、意志の問題ではない

とはいえ、多くの人はここでつまずきます。私もそうでした。

大事なのは、続かないのは根性が足りないからではない、という事実です。発信は「今日やらなくても誰にも怒られない」うえに、ネタ出しと執筆を同時にやろうとして脳が疲れる。続かないように出来ている仕組みの中で、意志だけで戦っているから止まるのです。

この「止まる構造」と、それを仕組みで解く方法は、別の記事で詳しく書きました。まずここから読むと、以降の話が入りやすいと思います。

何を書くか——「独自の価値」から始める

続け方の前に、実はもっと手前で止まっている人が多い。「何を書けばいいか分からない」です。

これは発想力の問題ではありません。多くの場合、自分の価値がまだ言葉になっていないだけです。あなたの中には、判断の基準や、こだわりの理由や、失敗から学んだことが確かにある。それを掘り起こして言葉にすれば、発信のネタは自然と出てきます。

順番としては、こうです。

1
自分の「独自の価値」を言葉にする

=発信の背骨をつくる

2
その背骨に沿って、日々の経験をネタに変える
3
記事にして、続けられる形で出す

いちばん難しいのは1番目です。自分のことは、自分がいちばん見えません。ここは「なぜ?」を何度も重ねて掘る作業で、人に問われながらやると進みやすい領域です。

ネタは、探すものではなく「思い出す」もの

「毎日発信するネタなんてない」と感じるかもしれません。でも、経営者の1日は判断の連続です。なぜその値付けにしたのか。なぜその人を採用したのか。なぜ断ったのか。 そのひとつひとつが、そのままネタになります。

ネタ帳を埋めようとするより、話したことを記録して、あとで記事に変えるほうが続きます。ゼロから絞り出すのをやめる、というのが要点です。

続けるコツは、根性ではなく「仕組み」

ここまでを踏まえると、続けるために必要なのは強い意志ではないと分かります。必要なのは、ネタ出し・言語化・執筆・投稿を、毎回ゼロからやらなくて済む流れです。

ネタは日々の判断から拾って、ためておく
書く前に「何を伝えるか」を先に決めておく(背骨)
投稿までの手数をできるだけ減らす

意志で続けようとするほど、忙しい時期に折れます。忙しい人ほど、仕組みが要るのだと思います。

AIは「代わりに書く道具」ではなく「引き出す相手」

最近はAIで記事を書く人も増えました。ただ、AIにいきなり「書いて」と頼むと、どこかで読んだような、あなたの言葉になっていない文章が出てきます。

大事なのは順番です。先に、あなたの価値や経験を引き出してから書く。そうすれば、AIを使っても薄くなりません。AIは「代わりに考える道具」ではなく、「あなたから引き出す相手」として使うのが、いちばん力を発揮すると感じています。

まとめ——まず、1本から

長く書きましたが、やることはシンプルです。

  1. 自分の「独自の価値」を言葉にする
  2. 日々の判断をネタとしてためる
  3. 仕組みに乗せて、続けられる形で出す

全部を一気にやる必要はありません。まず1本、自分の言葉で書いてみる。そこから、選ばれる理由は少しずつ育っていきます。

このガイドで書いた「引き出してから書く」という流れは、私自身が作ったツール「Tanemi」の考え方そのものでもあります。もし、ひとりで言葉にするのが難しければ、問いに答えるところから試してみてください。

発信は、続けるほど積み上がる資産です

今日の1本が、半年後のあなたを助けます。

発信、仕組みで続けませんか?

問いに答えるだけで、あなたの経験が記事になり、noteの下書きまで届きます。

まず無料で1本つくる

まだ迷う方は、1分の発信タイプ診断からでも。じっくり考えたい方には、無料レポート「なぜ、経営者の発信は続かないのか」(PDF・12ページ)もどうぞ。

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