経営者のための発信コラム
「今日も投稿しなきゃ」——その義務感が、発信を止めている
夜、ふとスマホを見て思い出す。「そういえば今日、まだ投稿していない」。
疲れている。何を書くか決まっていない。でも、せっかく続けてきたから途切れさせたくない。10分ほど画面とにらめっこして、どうにか1本ひねり出す——あるいは、「明日2本出せばいいか」と閉じる。
その「明日2本」が実行された記憶は、たぶん、ないと思います。
毎日の発信には、3つの仕事が混ざっている
このコラムでは繰り返し、発信が続かないのは意志の問題ではないという話を書いてきました。今回は、その原因をもう一段だけ分解します。
「毎日投稿」とひとことで言いますが、中身は3つの別々の仕事です。
何を話すか。いちばん時間を食うのに、成果が見えない仕事
それを、読まれる文章にする。独自性が出るかどうかの分かれ目
決まった時刻に、決まった場所へ置く。頭の要らない作業
続かない人は、この3つを毎晩、スマホの前で同時にやっています。調子のいい日はどうにかなる。でも、3つのうちどれか1つでも詰まった日に、全部が止まる。だから続かないんです。
打ち手は、3つをバラバラにすることです。順番に書きます。
ネタは、LINEの質問に答えるだけで溜まっていく
まず「ネタを見つける」から。実は、これをいちばん軽くできます。
Tanemiでは、週に1回、LINEに質問が届きます。今日どんなことがあったか、そのときどう判断したか。移動中に一言、返事をするだけです。ネタ帳を開く必要も、机に向かう必要もありません。思いついたときは、こちらから送っておくこともできます。
これを続けていくと、気づかないうちに素材が溜まっていきます。本人にとっては「質問に答えただけ」なのに、あとから見返すと、判断の記録・失敗の記録・こだわりの記録が並んでいる。ネタは探すものではなく、ふだんの受け答えの中に落ちているものなんです。
「ネタがない」と感じている人は、ネタが無いのではありません。拾う仕組みが無いだけです(「ネタがない」の正体)。
掘られていない話は、面白くならない
次が「言葉にする」。ここが、いちばん誤解されているところだと思います。
溜まった素材をAIに渡せば、投稿の形にはなります。でも、表面をなぞっただけの文章は、どの会社が出しても同じ投稿になります。読む人はそれを敏感に見抜きます。自動化で「量」は出せても、「面白さ」は出ない。
面白さは、どこから来るのか。掘って、掘って、出てきた独自性からです。
「お客様のためを思って」——ここで止まれば、誰の投稿でも同じです。なぜそう思うようになったのか。そのために何を断ってきたのか。ほかの同業と、どこで袂を分かったのか。「なぜ」を重ねて掘っていった先に、その人にしか言えない一言が出てきます。
そして、これは自分ひとりでは掘れません。自分にとっては当たり前すぎて、掘る場所に見えないからです。問われて、初めて言葉になる。
Tanemiの価値は、投稿を量産することではなく、この「引き出す」ところにあると思っています。LINEの質問も、コンサルタントの対話も、やっていることは同じです。あなたの中にすでにあるのに、まだ言葉になっていないものを、問いで掘り出す。予約投稿は、その出口にすぎません。
出すのは、機械でいい
最後に「出す」。ここは頭の要らない作業なので、機械に渡します。
Tanemiに、XとThreadsの予約投稿の仕組みができました。掘り出した素材から2週間分の投稿をまとめて作り、X用・Threads用に媒体ごとの読まれ方に合わせて書き分けます。あとは、決めた日の決めた時刻に、自動で世に出ていきます。
ただし、機械任せにしない一線を2つ決めています。
できた投稿案は1本ずつ人が読み、「自分の言葉だ」と思えたものだけを予約に入れる。発信は出た瞬間に取り消せない
素材が薄ければ、薄い投稿で日数を埋めない。種が10日分なら10日分しか作らない
量を自動で出せる仕組みだからこそ、質が落ちる瞬間には正直でありたいと思っています。
発信から「がんばり」を外す
整理すると、こうなります。
ネタは、LINEに答えるだけで溜まる。独自性は、問いに掘り出されて生まれる。出すのは、自動。
残る仕事は「確認する」ことだけです。毎晩スマホの前でひねり出す時間は、どこにもありません。
続いている人を見ると「意志が強いんだな」と思ってしまいますが、実際に続いている人がやっているのは、意志を使わなくていい形に組み替えることです(発信を仕組みにする)。何を書き、どう続けるかの全体像は経営者の発信 完全ガイドにまとめています。
もし今、「毎日投稿しなきゃ」という義務感だけが積み上がって、肝心の投稿が止まっているなら。足りないのは根性ではなく、この組み替えかもしれません。
Tanemiでは、問いで引き出すところから、この予約投稿までをひととおり試せます。無料体験はこちら。
発信、仕組みで続けませんか?
問いに答えるだけで、あなたの経験が記事になり、noteの下書きまで届きます。
まず無料で1本つくるまだ迷う方は、1分の発信タイプ診断からでも。じっくり考えたい方には、無料レポート「なぜ、経営者の発信は続かないのか」(PDF・12ページ)もどうぞ。



